| カムイユカラ(神謡)編 |
| 書籍3巻・CD3枚 |
冬のチセ(家)とプ(足高倉)[二風谷アイヌ復元家屋]
カムイユカラは、火の神・水の神やクマ神・キツネ神など、いろいろな神々が自ら語る形式でその活躍ぶりを描いており、アイヌ民族の神や自然に対する考え方をとてもよく表わしています。 サケヘという繰り返しの言葉が入っていることで、空間的な広がりとリズミカルなのどかさを感じさせます。 昭和36年に黒川てしめさんが語った「支笏湖の大蛇」をはじめ、「大空に描いたコタン」「キツネのチャランケ」「蛍の婿選び」「からっぽやみの子供の話」など25話を収録。 |
| ウウェペケレ(昔話)編 |
| 書籍3巻・CD3枚 |
冬の二風谷
ウウェペケレは昔話・民話と訳され、神々の力によって助けられる人間を主人公とする形式で語られます。 話の最後は「だからそうしてはいけませんよ」「そうしなさい」というような、聞き手の子供たちに世の中の善悪や道徳観を促し、生活の智恵を授ける言葉で締めくくられています。 昭和38年に木村うしもんかさんが語った「蜘蛛神に助けられた話」をはじめ、貝沢と゜るしのさん等が語る十数話を収録。 |
| ユカラ(英雄叙事詩)編 |
| 書籍3巻・CD3枚 |
夏の沙流川
ユカラは、自由自在に空を飛び、魚よりも早く泳ぐ力を持ったポンヤウンペという少年英雄の、冒険と波乱に満ちた生涯を語る英雄叙事詩です。 レプニという棒を手に持ち、軽く炉縁をたたきながらリズミカルに語られます。 昭和35年に鳩沢わてけさんが語った「魔性の村」をはじめ、平賀さたもさん、二谷一太郎さんの、臨場感あふれるユカラのお手本のような4話を収録。 |
| 資料編 |
| 書籍1巻・CD2枚 |
平取アイヌ文化保存会の皆さんによる古式舞踊
昭和35年に二風谷で実際に行われた、死者への引導渡しを始め、カムイノミ(神への祈り)を中心に収録したCD1枚と、イヨンノッカ(子守歌)・イヨハオチシ(恋歌)・ヤイサマ(即興歌)・ウポポ(座り歌)など、生活の中の歌を中心に収録したCD1枚、および総論や解説・索引を含めた書籍1冊で構成。 |
| ビデオ「アイヌ ネノアン アイヌ」〜人間らしい人間の物語〜 |
ビデオ収録風景[二風谷アイヌ復元家屋内] 出演:萱野茂ほか(二風谷のアイヌ復元家屋にて1995年に収録)アイヌ語を聞いて育った萱野茂氏が、自らの生い立ちとアイヌ文化について語るドキュメント。二風谷でのイナウ(木で削った御幣)作り・古式舞踊・チプサンケ(舟おろし)の映像を交えながら解説します。特にシシリムカ(沙流川)でのチプサンケの模様は、今は二風谷ダムの完成によって水没してしまった豊かな風景をも収録した貴重な映像です。 |
大正15年北海道生まれ。昭和27年後半よりアイヌ文化やアイヌ語などの伝承文化の保存に務め、昭和58年はじめての「アイヌ語教室」を開設。菊地寛賞(昭和50年)・北海道文化奨励賞(昭和53年)・吉川英治文化賞(平成元年)・北海道文化賞(平成5年)・山本有三記念郷土文化賞(平成9年)、本企画において「毎日出版文化賞(平成10年)」「文化庁芸術作品賞(平成11年)」受賞。平成6年から10年までアイヌ民族初の国会議員(参議院議員)として活躍。平成13年には総合研究大学大学院より博士号を授与される。主な著書として「アイヌの民具(すずさわ書店)」「アイヌの碑(朝日文庫)」「萱野茂のアイヌ語辞典(三省堂)」など本企画含め40冊等がある。平成18年逝去。
昭和35年以来、萱野茂氏によって録音されたアナログテープは、約650時間に及びます。初回発売時の制作にあたり、ビクターは最新デジタル技術によって、その全記録の恒久保存化を行いました。こうした活動が、アイヌ文化の継承と発展へとつながることを願いつつ、ご賛同を賜わりました故・萱野茂氏、関係各位に心から感謝を捧げます。